みょうがを日持ちさせる保存方法と下ごしらえのコツとは?

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夏の時期になるとスーパーなどで販売されるようになるみょうが。漢字では「茗荷」と書きます。冷奴やめんつゆとよく合い、薬味の定番として人気のある夏野菜です。そんなみょうがですが、あまり日持ちしないデリケートな食材なので注意が必要です。早めに食べきるのがベストですが、そんなに一気に食べられないという方も多いと思いますので、日持ちさせる方法を知り、賢く保存しましょう。

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みょうがを日持ちさせる保存方法は?

みょうがに限らず野菜の大敵は乾燥です。収穫された時点から水分はどんどん奪われ、品質が劣化していきます。日持ちさせるコツとしては水分を維持し、乾燥させないことが大事になります。

冷蔵庫で保存

スーパーで購入したみょうがはそのまま冷蔵庫の野菜室で保存して大丈夫です。

保存期間は3日~4日が目安になります。

更に長く保存したい場合は、軽く湿らせたキッチンペーパーにみょうがを包み、ジップロックなどのポリ袋に入れて野菜室で保存します。

これで約5日~7日程度保存が可能になります。

なかなか使用できず、もっと長い期間保存する場合はビンやタッパーなどに水を入れ、その中にみょうがを浸します。水に付けることで乾燥を防ぐことができ、2、3日に1回水の交換をすれば約7日~10日ほど保存ができます。

しかし、水に付けると本来の風味が損なわれてしまうので注意が必要です。

乾燥を防ぐことが長期保存のコツになりますが、なるべくなら早めに召し上がることをおすすめします。

当日使い切る場合以外は、常温保存は絶対に避けるようにしてください!

冷凍保存は可能?

食べきれないほどのみょうががある場合など、冷凍保存も可能です。

冷凍庫で保存する場合、みょうが自体は丸ごとでもカットしたものでも構いません。

個人的には解凍して、そのまま薬味として使用できる状態にカットした方が便利かと思います。

水気をよく切り、ポリ袋やタッパーなどに入れて冷凍保存します。

冷凍の場合の保存の目安は約1か月~2か月程度になります。

使用するときは自然解凍でOKです。味噌汁などに入れる場合は凍ったまま入れても問題ありません。

冷凍保存したみょうがは本来の食感は損なわれますので、その点は承知ください。

みょうがの下ごしらえの方法は?

主に薬味として生で使われる機会が多いみょうがですが、栽培されたときの農薬が表面に残っている場合がありますので、まずは水洗いをしっかり行いましょう。

そのあとはアク抜きを行います。

アク抜きの方法

①みょうがを使用用途に応じて、千切りや輪切りなどにカットします。

②カットしたみょうがを水にさらします。

水にさらす時間は約10秒ほどで大丈夫です。辛みが苦手な人は気持ち長めにさらしてください。

しかし水にさらしすぎると、みょうがの食感や香りが損なわれてしまいます。

③よく水気を切り、下ごしらえは完了です。

また、みょうがを加熱して使用する場合は特に水にさらす必要はありません。辛みが気になる方は使用用途に関係なく、アク抜きすることをおすすめします。

みょうがは腐るとどうなる?

これまでみょうがの保存方法について紹介してきましたが、実際腐ってしまったらどうなってしまうのでしょうか?以下に記載した状態になったら食べるのを避けるべきです。

  • 外側の皮が黄色く変色している。
  • 異臭がする。
  • カビが発生している。
  • ぬめりが発生している。(ぬめりのある汁が出ている)
  • 味の酸味が強くなっている。

このような症状が出たら食べるのはやめておきましょう。

みょうがを食べると物忘れがひどくなるのはホント?

みょうがをたくさん食べると物忘れがひどくなるという噂を一度は聞いたことがあると思います。しかしこれは全くの迷信だということなので、安心して食べて大丈夫です。

物忘れの由来は?

お釈迦様の弟子の周利槃特(しゅりはんどく)という人物がとても物忘れがひどく、自分の名前も覚えられないほどだったそうです。それを見かねたお釈迦様が名前を書いた名札を周利槃特(しゅりはんどく)の首にかけさせ、名前を聞かれたらその名札を見せるよう言いました。しかし、その名札も付けていることも忘れてしまったそうです。

彼の死後、お墓の周りから見たことのない植物が生えてきて、この植物に茗荷と名付けたということが物忘れの言い伝えの由来となっているそうです。

みょうがの栄養と効能

実際みょうがを食べるとどのような効果があるのでしょうか?

みょうがは水分・カリウム・アルファピネンという成分で構成されています。

アルファピネン

あまり聞きなれない言葉ですが、アルファピネンはみょうがの独特な香りに含まれる成分で、脳をリラックスさせる効果があり、ストレス軽減や眠気覚ましの効果が期待できます。

また、新陳代謝を上げたり、食欲増進効果もあり、夏バテ防止や冷え性にも効果的です。

しかし、みょうがを加熱するとこのアルファピネンが揮発してしまうため、なるべく生で食べることをおすすめします。

カリウム

利尿作用のあるカリウムは、体内の塩分濃度を調節し、余分な塩分を体外へ排出してくれる効果があります。そのため、血圧の上昇を抑えたり、むくみの防止効果が期待できます。

このように物忘れとは無縁の効果がありますので、積極的に食べたい食材です。

まとめ

冷蔵庫で保存する場合は、湿らせたキッチンペーパーで包むことで5日程度、水に浸せば10日ほどの保存が可能になります。

冷凍保存では1か月~2か月ほど保存が可能ですが、なるべく早めに食べきりましょう。

みょうがの下ごしらえは、水でよく洗い、カットした後アク抜きを行います。

アク抜きで水にさらす時間は10秒ほどでOKです。

長く保存しようとすると、どうしても本来の風味や食感は損なわれてしまうので要注意です。

みょうがの変色や異臭など異変を感じたら食べるのはやめましょう。

みょうがを食べると物忘れがひどくなるという言い伝えは迷信です。

お釈迦様の弟子に物忘れがひどい周利槃特(しゅりはんどく)という人物が由来とされています。

みょうがは物忘れどころか脳をリラックスさせ、集中力を高める効果があります。

そのほか、食欲増進・新陳代謝向上・冷え性や夏バテ対策に効果があります。

さまざまなシーンで活躍するみょうがを是非、おいしく召し上がってください。

 

 

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